ピートンの特徴、栽培法を交流研究会 独特の味と食感も楽しむ
毎年恒例の「ピートン研究会」が10月25日、東京都清瀬市の小寺農園で開かれ、栽培農家や近隣の家庭園芸家など、10人ほどが参加しました。 ピートンは、トウガラシをピーマンに接ぎ木することで開発された新品種で、2004年に品種登録された「ピートン2世」は、肉厚で甘く、赤い果実を付けます。研究会では、開発者の柳下登さん(東京農工大学名誉教授、農の会会長)が、ピートンの特徴と栽培法を解説。茎の仕立て方などを具体的に説明しました。 続いて栽培農家から、今年の栽培を振り返った報告が行われました。定年退職して農業を始めたばかりという千葉県船橋市の松本伸一さんは、試行錯誤の苦労を語りながらも、「近所の直売所で販売したところ評判がよく、産直センターにも出荷している」と手応えを感じている様子でした。 さらに、参加者が持ち寄ったピートン料理の試食を行い、マリネ風、きんぴら風など、独特の味と食感を楽しみました。
午後は、小寺農園内の圃(ほ)場を見学。肥料などの条件を変えた区画を相互に比較し、それぞれの長所、短所を検討しました。 参加者らは「安定した収穫を得られる栽培技術を早く確立して栽培農家を増やしたい」と意気込みを語っていました。
(新聞「農民」2008.11.10付)
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[2008年11月]
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