“9条田んぼ見たい”福岡・みのう農民組合
九大生が訪問、原爆稲も見学6月に植えた9条田んぼの「9」の字と「平和」という文字がくっきりと浮かび上がった10月14日、九州大学の大学生4人が、みのう農民組合を訪れました。福岡市にある都市と田舎の交流拠点となっている筥崎公会堂で佐々木督文書記長の話を聞き、「9条田んぼを見たい」とやってきたものです。「9条田んぼ」を見ながら、農業の現状や大豆畑トラストの取り組みなどを説明し、原爆稲を植えている田んぼへ。原爆稲は原爆投下直後から植え継がれ、64年経った今でも実が半分しか入りません。学生の一人は「僕は長崎生まれなので、小さいころからよく原爆の話を聴いています」とじっと見つめていました。 一緒に案内した佐々木書記長の息子さんで大学生の佐々木裕記さんは「自分よりよく知っている」と驚きながらも、同じ大学生として「勉強になった」とも。学生たちとのふれあいは、あらためて平和への取り組みに確信と活力をもらったひと時でした。 (福岡・みのう農民組合 金子徳子)
兵庫農民連9条田んぼで稲刈り今年で3回目 新婦人県本部とともに兵庫農民連は新日本婦人の会兵庫県本部といっしょに、毎年、明石市にある中嶋努さん(産直センター代表理事)の田んぼを借りて「9条田んぼ」の田植えと稲刈りを行ってきました。今年で3回目となった稲刈りは10月18日に行われ、子どもを含め60人余りが参加しました。 田んぼは、「9」の字の形がわからないくらい、稗(ひえ)がひどく生い茂ってしまい、まずはお父さんたちが稗ぬきに奮闘。その後、手に手にカマを持ち、稲刈り開始です。中嶋さんからは「米作り農家の時間給は179円。後継者がいない」など、今の農業の実情が話されました。 汗を流した後は、野菜たっぷりの豚汁。「産直クイズ」に挑戦したり、籾摺(もみす)りの実演もありました。 参加者から「4歳の娘がカマを持って稲刈りをしました。楽しかったです」「稲作農家の時給が179円とは、とてもショックでした」などの感想が寄せられました。天候にも恵まれ、コスモスもきれいに咲いていました。 (兵庫農民連 上野信行)
(新聞「農民」2008.11.10付)
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[2008年11月]
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