移転予定地では食の安全どうなる?茨城県農民連女性部「ゆいの会」
築地市場と移転予定地を見学恒年になった茨城県農民連女性部「ゆいの会」の移動総会が10月10日行われました。今年は、東京・築地市場見学&移転予定地見学。5単組からおとな43人、子ども3人が大型バスいっぱいに乗り込んで出発しました。
バス内で総会も午前中はバスの中で総会。活動の特徴は、よく集まっているところは元気があるし、会員同士のつながりができていることでした。これからも班会を重視した活動を中心に、総選挙も間近なことから、農業・食糧問題はもちろん、暮らし・福祉にも目を向けようと話し合われました。いぜん築地市場の仲卸で働き、その後農民連本部にも勤務していた佐藤龍雄さんの案内で、築地市場を見学しました。縦横無尽に軽トラや小型運搬車が行きかい、少しの油断も許されない緊張感と活気に圧倒され、一同びっくり。 東京都の石原知事は、オリンピック開催を目玉に大規模開発を進めようと、築地市場を豊洲に移転することを決めましたが、市場で働く仲卸業者の大多数が「市場を考える会」を中心に「計画の白紙撤回」を求めてたたかっています。仲卸の負担が大きい移転費用の問題や移転予定地の東京ガス工場跡地が高濃度に汚染された土壌であることから「食品を扱う場所としては危険きわまりない」との佐藤さんの説明に、みんな怒り心頭でした。 買い物ツアーの後、移転予定地をバスから見学し、「ひとにぎりの市場関係者や知事のひと声で移転が決まることに、怒りを新たにした」など、話はつきませんでした。 (茨城県農民連・県南農民組合 小林恭子)
(新聞「農民」2008.11.3付)
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[2008年11月]
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