「農民」記事データベース20081103-851-10

ワーィ 大きなおイモ!

障害ある子と家族「虹の会」
サツマイモ掘り 得意満面

関連/枝豆収穫祭


 東京都板橋区の「虹の会」の親子が10月5日、埼玉県春日部市の春日部楽農倶楽部の畑でサツマイモ掘りをしました。「虹の会」は、障害のある子と家族が余暇活動をしている会で、6家族14人が参加しました。

 埼玉春日部楽農倶楽部

画像 春日部楽農倶楽部の高橋晃会長からサツマイモの掘り方を教わった後、まずお母さんたちが蔓(つる)を切り、子どもたちは手袋をはめ、小さなスコップを手に持ち、サツマイモ掘りを開始。はじめはなかなか掘り出せませんが、そのうちに慣れてきて「こんなに大きなイモがとれた」と得意満面 の顔で高々と手に持った子ども。お母さんたちは「すごい」「大きいのがとれたね」などと声援をおくります。持参したビニール袋に詰め込めないほどです。

 昼食は、高橋会長の庭でお母さんたちが作ったカレーと会長の奥さんが炊いた新米のご飯。3杯もおかわりする子もいました。

 畑に積み上げられていた砂山が子どもたちの「遊び場」に。登ったり降りたりと靴の中が砂だらけになっても、走り回る元気な子どもたち。「自然の中で営まれる農業は大切だなあ」と改めて痛感させられました。

(埼玉・春日部楽農倶楽部 西村正昭)


枝豆収穫祭

福岡・みのう農民組合

150人がずらり並んで

 福岡・みのう農民組合は10月11日、うきは市浮羽町にある吉瀬謙二さんの畑で、枝豆収穫祭を行いました。今年は最多の150人が集合。畑の端にずらっと並んで作業する景色は、壮観です。お昼に食べる分やお土産分の豆をちぎったり、約1時間の作業でトラックいっぱいに。

画像 今回はサプライズがたくさん。まずは食育落語家の福々亭金太郎さんが来て、参加者が作業している間に、ハンドマイクで一席。クスッと笑える小話を披露しました。次に、NHK総合テレビ「おはよう日本」の取材。「なぜ大豆畑トラストに入ったか、会員になって何が変わったか」などの質問に、「食の安全、自分で作ることの楽しさ、作業の大変さを知りました」と答えていました。

 そして最後のサプライズは、北京オリンピックに出場した池松和彦さんちの牛乳の差し入れと、池松さん本人のあいさつです。「オリンピックでは1回しか試合ができませんでしたが、がんばってやれたので良かった」と、笑顔がさわやかでした。

 お昼には、大鍋で湯がきたての枝豆を「甘くておいしい」とみんなで食べました。福岡市から子どもを連れて参加したお母さんは「大豆は女の命と教えています」、また「料理法を教えて」の声も。「原爆稲」も刈り取って紹介し、平和の願いを込めて一本ずつ持って帰りました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2008.11.3付)
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2008年11月

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