地産地消で自給率向上を生産者と消費者の連携こそ/今年も百里稲刈り交流会 /食はいのち
埼玉県消費者大会に1千人
10月7日、さいたま市で第44回埼玉
県消費者大会が開かれ、「平和で公正な社会を実現し明るい未来をつくりましょう」のテーマで、記念講演と分科会が行われ、1000人を超える人たちが参加しました。同実行委員会(県生協連、地域婦人会、JA女性部協議会、くらしの会、埼玉
農民連など24団体で構成)が主催したものです。
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テレビの取材を受ける参加者と、報告する藤嶋さん(左下) |
助言者の藤嶋嘉子さん(若宮農民組合書記長)は、いま問題になっている汚染米の流通 のしくみや減反政策などを切り口に、生産者の顔の見える産直の大切さ、食糧主権の確立を訴えました。参加者は、熱心に聞き入り、会場から遺伝子組み換えの問題や「『口に入れるもので安全でないものは輸入しない』という政府の態度が大事」「農家がやっていけるような、後継ぎができるような、農業政策をやってほしい」などの意見が出ていました。
今回は残念ながら例年になく参加者が少なかったのですが、初参加の若者も交えた交流会では、毎年昼食作りをしてくださる中山さん夫妻の地場産の食材を使った料理に舌鼓を打ちながら、梨の皮むき競争(むいた皮の長さを競う)やヒューマン・ファーマーズの演奏、豪華賞品付きのクイズで、あっという間の秋の一日でした。
百里基地では現在、軍民共用の「茨城空港」の建設が行われており、その建設費用はアクセス道路の整備などを含めると、なんと750億円。テレビでも「無駄だらけの茨城空港」と報道されています。採算が取れる利用者数を見込めない中で、航空会社の参入は今のところ見込めないそうで、どうやら一番喜ぶのは自衛隊とアメリカ軍ではないかという話でした。
茨城・小美玉市 久保田 紀子
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[2008年10月]
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