「農民」記事データベース20081020-849-06

直売所「しののめ市」

良心的な価格でがんばっています

開設して4ヵ月 兵庫・篠山

関連/力合わせて日本農業守ろう


 兵庫県篠山(ささやま)市。ここ2年、税金を中心にできたばかりの農民組合ですが、「野菜を販売するところがほしい」と、6月29日、直売所を開設しました。

 名称は、この地域の旧名をとって「しののめ市」。営業は、水曜日と日曜日の週2回です。毎週発行している「しののめ市だより」に「新鮮な野菜、安心・安全な農産品、特色ある産物を良心的な価格で提供するだけではなく、買っていただいた方、立ち寄っていただいた方々と共に農業のあり方、食品の問題そして楽しい生活の工夫などいろいろなことを話し合うことができる場を求めて」と開設の目的が書かれていました。

 国道173号沿いにあり、今は丹波栗のほかナンキン、じゃがいも、サツマイモ、ピーマンなどを並べており、近所の人や、通りがかりの車が寄っていきます。売上げはまだわずかですが、夏の「デカンショすいか」はたくさん売れました。これから「黒豆の枝豆」のシーズンで、大いに期待しているとのこと。

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直売所の前で。左端が粟野さん

 出荷しているのは7〜8人。世話人の1人、粟野章治さんは「生産者を増やさんと品数をそろえるのが大変」と語っていました。

(兵庫農民連 上野信行)


はたらくみんなのわくわく講座

力合わせて日本農業守ろう

茨城農民連の村田書記長が講師

 9月6、7日、茨城県石岡市で「第11期はたらくみんなのわくわく講座」が行われました。「食、ショク、Shock! 日本の食糧事情」と題した講座では、茨城農民連の村田深書記長が講師となり、今の食糧情勢や問題点などを、紙芝居を使いながら説明。討論では「日本の農業を守るために、消費者と生産者が協力してがんばろう」などの発言がありました。

 ギョーザ作って腹いっぱい食べ

画像 講座のあとは「ギョーザづくり体験」。筑西市のニラ生産者、横塚初江さんを講師に、数人ずつのグループに分かれ、横塚さんがあらかじめ作った具(合成保存料・着色料・化学調味料を使わず、ニラとニンニクは完全自家菜園栽培・無農薬のもの)を、「誰でも簡単、きれいにできる包み方」を教わり、慣れない作業に悪戦苦闘。

 包みあがったギョーザの半量は、野菜たっぷりのスープギョーザに。残りは横塚さんが自前の鉄板を使いプロのワザで焼き上げ、それぞれおなかいっぱい食べました。

 青空の下での閉会式ではひとりひとりに修了証が手渡され、「また来年会いましょう!」と笑顔で散会しました。

(茨城県西農民センター 久保幸子)

(新聞「農民」2008.10.20付)
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2008年10月

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