各地で試食会やウインナーづくり広がる「肉ボックス」産直神奈川農畜産物供給センターと埼玉・新婦人
独特のエサで味に絶対の自信神奈川農畜産物供給センターは、埼玉県農民連と協力して、埼玉県内の新日本婦人の会との「肉ボックス」の産直を広げています。センター職員の今森節夫さんが新婦人の各支部を精力的に訪ね、試食会やウインナーづくり体験などで結びつきを強めながら、契約をすすめています。
鮮度も抜群8月26日は新婦人吉川支部を訪問。親子リズム体操で汗を流す若いお母さんや子どもたちのために、支部の役員と協力して、新鮮な豚バラ肉やロース肉、ハムやソーセージを使って約50人分の昼食を用意しました。「豚肉の味はエサで決まります。サツマイモ、大麦を中心にしたエサで育てた神奈川の豚の味には、絶対の自信があります。産直なら屠(と)畜後すぐに届くので、鮮度も抜群です」 にぎやかな子どもたちの声に負けないように、今森さんが商品をアピール。お母さんたちからは「いつも食べている肉と違ってさっぱりしている」「味付けをしなくてもおいしく食べられる」などの感想が聞かれました。 支部長の小林みよ子さんは、「農村と隣接した地域なので、食べものに対する意識は高い人が多い。若いお母さんたちにもそれを伝えていきたい」と語っていました。
食べものは文化28日は、新婦人与野支部なのはな班の会員さん九人が公民館でウインナソーセージづくりに挑戦しました。ドイツ製の道具を使って、豚ひき肉を羊の腸に詰めていきます。しぼり出す速度の加減が難しく、太くなったり細くなったりしますが、それも楽しみのうち。笑い声があふれる中、約7キロの肉がウインナソーセージに姿を変えました。ゆっくりゆで上げて完成後は、さっそく試食。それぞれ持ち寄った手料理も加え、豪華な昼食会になりました。なのはな班は、ふだんはヨガや手芸を楽しんでいますが、班長の大沢三枝さんが支部の試食会で神奈川センターの肉を食べてそのおいしさに感激。班の仲間にも伝えたいと、すぐにこの日の集まりを準備しました。 「おいしい食べものは文化の一つ。いいものはみんなに知ってもらいたい」と大沢さんは言います。この日、今森さんが即売用に持ち込んだ肉やハムも完売となりました。
今森さんは7、8月で県内27の支部で試食会を実施。すでに約220件の「肉ボックス」の契約を交わしました。秋からはウインナーづくりのラリーと、ギョーザづくりや肉まんづくりにも取り組み、さらに契約を増やしたいと張り切っています。
(新聞「農民」2008.9.22付)
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[2008年9月]
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