「農民」記事データベース20080922-845-06

食の安全と安心を提案する

お米屋さんグループ「あすなろの会」

農民連への期待ますます
米“百姓の技”を共通袋で販売

関連/アグリフード08開催


 関西にある14のお米屋さんでつくる「あすなろの会」は、大手量販店の低価格戦略に抗して、安心や食味のよさをアピールできる農民連のお米を扱おうと結集した米屋さんグループです。すでに、農民連の準産直米を「百姓の技」と命名した共通の米袋で売り出し、作り手の顔の見えるお米を消費者に届けようと、ますます農民連への期待を寄せています。

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“あすなろの会”のロゴマーク

 会長の蔵井謙一さん(大阪市都島区の米安米穀店)は「この会は、ただ物の販売だけでなく、生産者と消費者、販売業者の三者が協力して、日本農業の育成、地域密着の消費者との交流の輪の拡大、おとなもまじえた子どもの食育など、社会貢献の大きなネットワークをめざしています」と意気込みを語っています。そして「志ある米穀店が、生産者と消費者の間に立って、良い物をつくる人と良い物を求める人を、正しく結びつける存在としてこの会は結成されました。私たちの活動方針に共同歩調を取っていける団体として農民連との連携を持っています」―なんとも心強いかぎりです。

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新潟の農家と稲刈りに参加した「あすなろの会」のメンバー(中央で米袋を持つのが会長の蔵井さん)


アグリフード08開催

国産農産物を熱心にアピール

画像 国内農産物を展示するアグリフードEXPOが8月26、27の両日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれ、来場者は1万人を超えました。全国各地から多様な農産物が集まり、500を超える農家、食品産業などが約3000品目を出展しました。

 展示会を主催した農林漁業金融公庫の岩〓(※)悟之さんは「食の安全・安心を重視し、国産にこだわる農業経営者や食品企業などを紹介しています。魅力ある国内農産物を展示することで、国産品の安定的な供給をめざします」と語ります。

 会場内は、米・麦・豆類、野菜、畜産物、乳製品などが並び、出展者は農産物・加工品を熱心にアピール。来場者も試食などを通して、情報の収集や商談に懸命でした。

※〓は、「崎」の異体字、「大」が「立」、ただし下の横一はなし。

(新聞「農民」2008.9.22付)
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2008年9月

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