北九州市の「もりつねミルク」酪農家にカンパを寄せる牛乳屋さん店主 清末幸治さん 営業部長 山口司郎さん
これからお互い助け合い
農民連と明治乳業争議団は三月十八日、「乳価をあげろ! 明治乳業は社会的責任を果たせ!」と、明乳本社や乳業協会、農水省などに要請行動を行いました。この様子はテレビでも放映されましたが、これを見た北九州市小倉南区にある牛乳販売店「もりつねミルク」の店主、清末幸治さん(51)と営業部長の山口司郎さん(47)が「酪農家の方々のご苦労を知り、いたたまれず、何かできることはないかと思い送金にいたりました」との手紙を添えて、カンパを寄せてくれました。 |
もりつねミルクの店主・清末さん(右)と山口さん
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山口さん そのとおりです。農業や漁業など一次産業を本当に「国の基」として面倒をみなければいけないと思います。そうしないと、おおごとになるという不安があります。なんでも輸入でいいのか、なんでもアメリカの言うままでいいのか、いま、そういうことが問われているのではないでしょうか。
清末さん 乳価が上がれば、販売価格も上がります。現に春には八円値上がりしたために、配達の解約が通常の二倍に増えました。しかし、消費者にいまの酪農家の窮状を話せば必ず理解してもらえると思っています。販売店も、配達車のガソリン代の値上げなどで経営は大変ですが、これからもお互い支え合って、“おいしい牛乳”を消費者に届けていきたい。
[2008年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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