「農民」記事データベース20080908-843-04

税金問題Q&A

農民連の税金運動とは


 農民連の活動の中には、農家の要求に基づいたさまざまな取り組みがあります。そのなかでも、所得税と消費税を中心とした税金の取り組みは、とりわけ農家の強い要求であり、実利をしっかり感じることのできる取り組みです。また農民連は、「記帳簿」の活用を中心とした税金の取り組みは、農家の幅広い結集と組織の拡大・建設に役立つ大切な活動と位置づけています。

 特に、消費税の課税最低限が一千万円に引き下げられ、専業農家はイヤでも記帳や計算・申告が必要になっています。また兼業農家の多くは、赤字経営を余儀なくされ、ほかの所得(給与・年金・農外収入など)から税金のおさめすぎを返してもらい、農業経営を支えなくてはなりません。税金とのかかわりは、農業を営むすべての人が経営の大小や利益のあるなしに関係なく、大きな関心事となっています。

 農家のなかには、「税金」という言葉を聞いただけで苦痛を感じる人がいますが、それも仕方のないことかもしれません。せっかく得た財産を税務署に持っていかれるからです。

 みんなが、税金の勉強を通じて、納得して申告し税金の使い方にも関心を持ち、問題点を指摘できる農家になりましょう。

 税に関する質問をお寄せください。税対部では随時、お答えしていきます。

(税対部)
税金に関する質問をお寄せ下さい

(新聞「農民」2008.9.8付)
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2008年9月

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