仕事も暮らしもすこやかに
奈良で「農家の健康チェック」
県連南和センターの大淀グループ
40〜50代の女性が参加
奈良県農民連南和センターの大淀グループは、七月二十二日、民医連土庫病院の稲垣水美医師を迎えて「農家の健康チェック」を行いました。参加者のほとんどは組合員の奥さんですが、女性部長の中元悦子さんの呼びかけで、会員でない人も参加しました。
「日々の労働も穏やかな暮らしも、まずは健康であってこそ」との呼びかけで、初めてこうした機会を設けました。今回は「乳がんについてのお話と自己検診の実体験」。医師の稲垣さんのお話は、スライド画像を使ってたいへんわかりやすく、和やかな雰囲気の中、素朴な質問が出されるなど、本当に良い機会になりました。
参加者は、四十〜五十代の人が多く、ちょうど年齢的にも体の変化のある時期で、不安をもっておられるようでした。分からない事や不安なことの解決には、より多くの確かな情報が必要です。特にがんは、いまだに原因が特定できず、完璧な治療法も確立されていない病気であれば、その治療に対しての不安はいかばかりなものでしょう。その意味でも今回の企画は、治療法の“さまざまな風評”から一歩抜け出すことができる機会ともなりました。
次回は、ほかの組合員や男性にも参加してもらえる「健康チェック」にしていこうと計画しています。
(奈良県農民連南和センター)
(新聞「農民」2008.9.1付)
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