「農民」記事データベース20080728-838-04

農のこころ

丸山美沙夫


 除草機のまだ力瘤向き変へる

           村田 姫山

 俳誌『白炎』から。田草取りは今のように除草剤など使わなかった頃は、青田を這うようにして一番草、二番草と手作業で行った。その後除草機が普及し、稲の畝間を手押しで回転させる作業に改善された。それも近年は除草剤が主役になった。だがこの句のように、山里で除草機を押す逞しい姿を見ることもある。

(新聞「農民」2008.7.28付)
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2008年7月

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