農のこころ丸山美沙夫
除草機のまだ力瘤向き変へる 村田 姫山 俳誌『白炎』から。田草取りは今のように除草剤など使わなかった頃は、青田を這うようにして一番草、二番草と手作業で行った。その後除草機が普及し、稲の畝間を手押しで回転させる作業に改善された。それも近年は除草剤が主役になった。だがこの句のように、山里で除草機を押す逞しい姿を見ることもある。
(新聞「農民」2008.7.28付)
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[2008年7月]
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