「農民」記事データベース20080721-837-13

9条田んぼ 初参加、親子連れも

兵庫農民連新婦人兵庫

関連/平和への祈りをこめて「9」と「平和」の字を


 新婦人兵庫県本部と兵庫農民連は六月二十一日、産直センター副代表理事の中嶋努さんの田んぼを借りて、「九条田んぼ」の田植えを行いました。今年で三回目。

 神戸新聞の「お知らせ」欄を見た二組の親子など六十人が参加しました。また「写真を撮らせてほしい」と来られた方もありました。

 はじめに中嶋さんが「田植えを体験して食と農、平和のことを考えてほしい」とあいさつ。田植えの経験者は二〜三人で、ほとんどが初めてです。「9」の字に黒米を、そのまわりにヒノヒカリを植えました。隣の田んぼでどろんこ遊びをする子どもたちも。

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「憲法守れ、米守れ、9条たんぼ、食と地球を守ろう」の新しい立て看板の前で

 昼食は、「野菜ビンゴゲーム」や「産直紙芝居」を見ながら、野菜たっぷりのカレーライスとサラダに舌鼓。「田んぼの感触は気持ちよかった。今年もおいしいお昼ごはんをありがとう」「長靴だったのでなかなか足が抜けず、すごく体力を使った感じ。昔、手植えしていたときは大変だったんだなと思いました」などの感想が寄せられました。また、米と野菜の産直をとっていただく方が増えました。

(兵庫農民連 上野信行)


平和への祈りをこめて
「9」と「平和」の字を

福岡・みのう

画像 以前、新聞「農民」で紹介された原爆稲を植えてみようと、苗を入手。「九条田んぼ」にも初めてチャレンジしました。

 六月二十八日、あいにくの雨にもかかわらず、新日本婦人の会久留米支部と「ちっご(筑後のこと)九条の会」事務局長の中西和也さんなど、七人が参加しました。

 事前にどのような言葉を書こうかと打ち合わせ。「9」と「平和」に決め、まず田んぼに棒をさして「9」の字を書きますが、「もう少し上だよ」「もっと丸を膨らませて」と船頭多し。棒の位置が定まったら、最初に植えておいた普通の苗をその文字の所だけ抜きます。そして新たに、緑が一番映えるだろうということで、緑米を植えました。

 次に「平和」という漢字。苗を抜いたあとは棒も抜いてしまったので、どこまで植えたか分からなくなり「棒じゃなく、ひもを張ればよかったね」ということに。

 また原爆稲も、書記長の佐々木督文さんの田んぼに植えました。「九月になったら、いったいどんな字が浮かび上がるのかなあ」など、期待に胸膨らむ一日でした。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2008.7.21付)
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2008年7月

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