地球温暖化と食料危機を考える京都食健連、地球温暖化防止京都ネットワーク シンポジウム開く
京都食健連(農林業と食料・健康を守る京都連絡会)と地球温暖化防止京都ネットワークは六月二十九日、京都府農協会館でシンポジウム「地球温暖化と食料危機を考える」を開き、七十人余りが参加しました。 シンポジウムでは、NPO気候ネットワーク代表で弁護士の浅岡恵美さんが「地球温暖化の実態と解決に向けた課題」(別項)について、また全国食健連の坂口正明事務局長が「世界的食料危機と自給率向上・食糧主権確立の意義」について、それぞれ講演。また現場からの声として、コンシューマーズ京都(京都消団連)理事長の原強さんと京丹後市五箇営農組合受託部副部会長の安田政教さんが、消費者・生産者の立場から発言しました。会場から「企業はもうからなくなると農地を投げ出して撤退するが、農家は逃げ出すわけにはいかない」など、企業が農業に参入している実態などが出されました。
地球を大切に 温暖化防止策示せ京都食健連が宣伝 ペンギン、シロクマ、牛の着ぐるみ手に大きな地球儀の風船かざして京都食健連は六月二十五日、G8サミット外相会合の開催を前に、京都市中京区の繁華街で宣伝を行い、約四十人が参加しました。参加者はペンギンやシロクマ、牛の着ぐるみで、手には大きな地球儀の風船をかざし「大切な地球を守るために、実効あるCO2削減対策を示せ」などと訴えました。宣伝では、G8サミットに向けた一言メッセージ付きリーフレットを配布しながら、署名を呼びかけました。 京都農民連の佐々木幸夫会長はじめ、総評の岩橋祐治議長、新婦人の井坂洋子副会長、農協労連の浜見秀行書記長などが次々にマイクを握り、「温暖化防止は待ったなしの課題。日本政府は中期の削減目標を示し、サミット議長国として積極的な役割を果たすべき」「世界的な食糧危機のなか、食料自給率が三九%と異常に低い日本。減反をやめ、いまこそ自給率の向上を」などと訴えると、通行人が足を止め署名に応じていました。 また京都農民連では、六月十七日から一週間、宣伝カーで府下をかけめぐり、宣伝行動に取り組みました。 (京都農民連 上原実)
(新聞「農民」2008.7.14付)
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[2008年7月]
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