兵庫農民連女性部の
秋山さんが農業委員に
関連/「フクロウ」はわが家の宝
“地域農業や農地を守り、農業者の公的代表を選ぶ”―農業委員の選挙が七月に全国の約六割の市町村で行われますが、六月八日告示の兵庫県丹波市の農業委員選挙では、農民連全国女性部の役員で兵庫農民連産直センター理事の秋山佐登子さん(53)が、無投票で当選しました。
これまで丹波市の農業委員の選挙は、集落の持ち回りでほとんど無投票でした。しかし今回、秋山さんの集落の番ではなかったのですが、関係者から「農民連の役員やし、米検査員で農業のことをよく知っている」と推され、農会長に立候補予定を話したところ、集落間で調整し、無投票となったものです。
秋山さんは「価格保障をして、地元の農産物をもっと学校給食に使えるようにしたい」と抱負を語っています。秋山さんの活躍が期待されます。
(兵庫農民連 上野信行)
―愛媛―
「よの陶房」を会場に開かれた「ゆたほこ(ゆったりほったり)市」から帰ってきた日のこと。売れ残った甘夏柑を袋から出そうと倉庫に灯りをつけてみると、一羽のフクロウがミニリフトの上にちょこんと止まっていました。
近づいても顔をキョロキョロさせるだけで、逃げようともしません。次の日も来てくれるかな、と思って待っていましたが、残念ながら来てくれませんでした。
フクロウは、森の繁みや木の洞 (ほら) に住み、夜、野ネズミなどを捕らえて食べるそうです。ネズミにとってフクロウは天敵ですが、わが家ではネズミの食害がまったくなく「どうしてフクロウが来たのか、ふしぎだなあ」と思っていました。
となりの倉庫にミカンを貯蔵している人にたずねると、「ネズミは増えてるよ」とのこと。わが家にネズミの食害がなかったのは、フクロウがネズミの駆除をしてくれたおかげのようです。写真を額に入れて、わが家の家宝にしようと思います。
(愛媛・今治菊間農民組合大道法幸)
(新聞「農民」2008.6.30付)
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