「農民」記事データベース20080630-834-11

本の紹介

「さいたまの教育と文化」47号
「埼玉・農に生きる 農を考える」


“農業ってええよ!”
明るく取り組む農民連会員が登場

画像 さいたま教育文化研究所が発行する「さいたまの教育と文化」四七号で、「埼玉 ・農に生きる 農を考える」「食と農の教育実践」を特集。埼玉県農民連の会員七人が執筆参加しています。

 「農業は私の生業(なりわい)」では、本庄市児玉町の鈴木美穂子さんら非農家出身の二十代の青年農業者のグループが、広大な農地で有機農業に専心・奮闘する姿が鮮やかです。

 二十五歳で就農を決断した春日部市の稲作農家後継者の原直樹さんの「農業ってええよ!」では、米作りと家族を大切にする思いが語られ、青年農業者と手を結び、日本農業の不条理な現実に立ち向かう勇気が頼もしく思えます。

 このほか、八十八歳で農業現役の野本家六さん、飼料高騰のなか家族経営の養豚で、伝統の「古代豚」を守る白石光江さん・宗一さん夫婦らが登場しています。

 さいたま教育文化研究所の事務局長・白鳥勲さんは、「現実の重さとそれをうちやぶる取り組みをしている方々の根性と明るさに頭が下がります。腰をすえて、互いに知恵を出し、動き続ければ『人間がつくった社会は人間が変えられないはずがない』(マキュアベリ)―ことを多くの方々から学ぶことができた」と述べています。

 ぜひ県内外を問わず、仲間の思いを読んでほしい一冊です。

▼注文先 埼玉県農民連 TEL048(536)5960
▼一冊 500円(送料別)

(新聞「農民」2008.6.30付)
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2008年6月

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