農のこころ丸山美沙夫
豌豆をザルに移して青走る 長谷川もも 俳誌『ぶどうの木』から。豌豆(エンドウ)は春に紫または白色の花を咲かせる。初夏の頃に莢(サヤ)がまだ柔かい未熟なうちに収穫し、莢ごと食べる「莢えんどう」は味噌汁などに入れると風味がいい。実が熟したものは莢を剥いてグリーンピースの原料に。この句の「青走る」に、〓(※)ぎたて、茹でたて、のいずれも新鮮な色艶を感じる。 ※〓は、「てへん」+「宛」。
(新聞「農民」2008.6.30付)
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[2008年6月]
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