新婦人と農民連田植え交流会
北海道・空知
ぬるぬる 気持ち悪い
40年ぶりの田植え フー
新日本婦人の会北海道本部と空知中央農民組合・空知産直センターは五月三十一日、恒例の「田植えツアー」を行いました。
ちょっと肌寒いなか、子どもたちは元気いっぱい。お母さんやお父さんたちは「ぬ
るぬるして気持ち悪い」と言いながら、素足で田んぼの中に入り、苗の列を曲げながらの田植えでした。今年は八十八歳のおじいちゃんも参加、「田植えは見たことがない」と言っていましたが、いざ田植えの時になると“寒い、寒い”と事務所で寝てしまいました。(残念…)
一時間ほどで田植えは無事に終わり、お昼は農民連女性部で作った豚汁とグリーンアスパラを食べながら交流。「一反の大きさってどのくらい?」「一町で何俵のお米ができるの?」などと質問が出され、役員さんが自己紹介を兼ねて、ていねいに答えていました。四十年ぶりの田植えは疲れました。
(空知中央農民組合 小橋都)
京都府・京丹波
目立った若い親子連れ
500人参加 青空市も大盛況
今年も、新日本婦人の会京都府本部と京都農民連の田植え交流会が五月二十五日、京丹波町の組合員の田んぼを中心に開催されました。
参加者は、消費者・生産者合わせて五百人を超えました。新婦人の参加予約も予想を大きく上回り、バス希望者を自家用車での参加へふりかえるほどでした。前日からの雨も、開催準備終了時にはすっかりあがって、交流会を歓迎するような日和となりました。
参加者は田植え体験のほか、野菜の苗付けなどの農作業体験や団子作りなどにも参加し、親子連れでにぎわっていました。地域の特徴を生かした青空市も好評で、各組合から新鮮な野菜や山菜のてんぷら、鮮魚・干魚、地域名産のお寿司や餅などが販売され、予想以上の大盛況のなか、またたく間に売り切れました。
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ひとりだけ腰がのびているのは産直センター事務局長の民谷さん(中央) |
新婦人府本部の森下聡子さんは「今回の特徴は若い親子連れや産直に参加していない方が多かったこと。今度は自分たちが植えたお米や野菜の収穫ができる“秋の収穫祭”が楽しみ」と感想を話していました。
これまで積み上げてきた消費者との交流や今回のような体験を一つのきっかけにして、さらに食と農を守る運動を発展させる力が広がっている手応えを感じています。
(京都農民連 益田修次)
(新聞「農民」2008.6.23付)
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