「農民」記事データベース20080616-832-07

赤いそら豆収穫祭

福岡・みのう農民組合


豆ちぎりに100人ズラリ 壮観

 今年の大豆畑トラストは、例年より二カ月早く幕を開けました。昨年十一月の大豆収穫祭にまいた赤いそら豆の収穫祭を行ったからです。この企画は初めてでしたが、食の安全を脅かす事件が続いた影響でしょうか、百五十人を超える参加となりました。

 十時半のスタートでしたが、九時には集まり始め、常連さんを中心にさっさとみそづくりをした後、佐々木督文さんの畑で赤いそら豆ちぎり。この畑に約百人がずらっと並んだ景色は壮観でした。ただそら豆の出来があまりよくなく、人数の多さもあって十分あまりで、あっという間に作業は終了。全部、参加者のお土産となりました。

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 その後、福岡のカレー屋さん「レアレア」の赤いそら豆カレーライスに、長〜い列ができました。「わあ〜、めずらしい」「香りがとってもいい」と大評判。

 そして恒例の自己紹介。「仕事をやめて農業一年生。初めてみそづくりをしたけど、こんなに力がいるとは思わなかった。今度は夫を連れてくる」という福岡市の女性。うれしかったのは、新聞「農民」の読者になってくれた広島から参加した方が「実はこの新聞、会社で回し読みしている」そうです。(この場を借りて、ありがとうございます)

 解散後は、足立和子さんちにハチミツ取りに行く人、田中保明さんの畑に野菜を買いに行く人、佐々木さんの畑にえんどう豆をちぎりにいく人など、三々五々と帰っていきました。

 参加者の多さに圧倒された一日でしたが、この押し寄せる要求にこちらも正面から向き合い、もっと運動を大きくしてがんばろうと、気持ちをあらたにしました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2008.6.16付)
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2008年6月

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