米と農業・9条守ろう今年も田植え各地で福島県連・県北農民連
9条田んぼで 圧巻!軽トラ・トラクターパレードも田植え日和となった五月二十四日、福島県連・県北農民連は、恒例の「九条田んぼ」の田植えを桑折町で行い、二十八人が参加しました。三年目となった今回は、国道4号からよく見える大槻重吉さんの田んぼです。田植え前から「ここだらよく見えていいな」「文字がちゃんと見えるように慎重に植えっぺない」などとにぎやかなこと。実行委員長の菅野泰伸さんから、苗の植え方などの説明があり、さっそくスタート。
今年の文字は「九条は世界の宝、平和の力」で、苗は全部“赤米”です。経験のない人は、簡単な「の」「平」「和」「力」を担当。農家が、「九」「条」「世」「界」など難しい文字を担当し、最後に菅野さんらが文字のバランスを見ながら修正作業して完了しました。 その後、「憲法九条を守ろう」「米と農業を守ろう」などのノボリを掲げて、軽トラックの九条パレード。今年はトラクター一台を含め、全部で十六台が参加しました。
「憲法九条は世界の宝です。平和憲法を守りましょう。世界では食糧不足が深刻です。安心・安全な日本の農業を守り、食料自給率を引き上げましょう」と、町内を走りながら呼びかけました。 小学三年生の鈴木ほのかちゃんは「土の中の感触が気持ちよかった!」、新婦人の五十嵐安子さん、鈴木眞紀子さんは、「ワイワイ言いながら、みんなで一つのものをつくっていく喜びを体験できました。秋が楽しみです」、「参加者がひとつになって、九条に込めた思いを形にすることに意味があるのだと思いました。夏が来て、多くの人々にメッセージが伝わればと願っています」、農民連の岩崎秀吉さんは、「世界中で食料不足が騒がれているのに、日本では米を作るなという。そんな怒りを込めて『九条田んぼ』を植えました。草をはやさないように、稲が倒れないようにがんばります」と、それぞれ感想を話していました。 (福島県農民連 服部 崇)
(新聞「農民」2008.6.9付)
|
[2008年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会