米産直への思い
熱く語り合った
東京都八王子の 新婦人支部と交流会
関連/サツマイモ植え 今年は1650本
茨城県農民連・常陸野産直センター
茨城県農民連・常陸野産直センターはこのほど、新婦人東京都本部八王子支部と米産直で交流会を開きました。この間、扱い数量が減り続けていることから、「八王子に生産者が行くので交流会を」と、去年から提案していましたが、やっと実現しました。
マイクロバスで、生産者十九人が八王子へ。新婦人から「地域に二万枚の案内チラシをまいて呼びかけるので、難しい話はしないで」と注文が出されました。そこで、目に訴えようと、産地での交流会の写真や、ペットボトルに水を入れたものと米を入れたものにそれぞれの値段をつけたものなど、資料をよく準備しました。参加できない生産者五人が、朝四時から米八升分のおにぎりとキュウリの漬物十五キロを作ってくれ、イチゴを十ケース持参しました。
交流会では、生産者と消費者が交互に全員が発言。普段、大勢の前では話さないある年配の生産者が「集落で後継者は二人しかいない。でも私はできるだけ作り続けます」と話すなど、多くの生産者が「大きな元気をもらった。これまでで一番感動した!」というほど、お互いに米産直への熱い思いが伝わり、たいへん感動的な交流会になりました。
その後、新婦人から昨年より百八十袋(五キロ入り)多い申し込みが寄せられています。新婦人では、さらに「産直説明会を開きながらもっと増やそう」と取り組んでいますが、すべての生産者の米について農民連食品分析センターで残留農薬の分析をしていることも、大きなセールスポイントになっています。
(茨城県農民連 内田礼子)
埼玉・春日部楽農倶楽部
埼玉
・春日部楽農倶楽部(高橋晃会長)は五月十八日、サツマイモ苗(ベニアズマ)千六百五十本を植えました。今年で四年目。参加したのは会員の川島登さん夫妻をはじめ、応援団の米田千賀子さん、阿部正文さんら五人。
会長の奥さん、勝子さんから植え方を教わった後、作業を開始。苗と苗の植える間隔をきちんと確認しないまま作業を進めてしまい、植えなおすというハプニングも。暑い中で大変でしたが、無事に終了しました。
昨年の収穫は、形が悪いものなどがありました。苗を分けてもらっている千葉・山田町農民組合の宇井正一さんから「土壌消毒をするように」とのアドバイスを受け、会長さんの家族が土壌消毒してくれました。
“農業は毎年一年生”といわれていますが、その気持ちを大切に、昨年の教訓に学びながら、四年目に挑戦しています。
(埼玉・春日部楽農倶楽部 西村正昭)
(新聞「農民」2008.6.9付)
|