「農民」記事データベース20080609-831-06

輸入GMナタネこぼれ落ち

自生する例 各地で見つかる

関連/私たちの声 洞爺湖サミットへ


 海外から輸入されたGMナタネがこぼれ落ち、道路脇などに自生している事例が増えています。農民連食品分析センターの「遺伝子組換えナタネ調査隊」は、GMナタネ自生調査に取り組んでいます。

 六月一日現在で、全国五カ所で三十二件のGMナタネが検出されています。

遺伝子組み換えナタネ自生調査の
GM検出例(途中経過)

名古屋 神戸 博多 千葉 清水
グリホサート耐性
2
1
7
5
グルホシネート耐性
3
0
5
5
合計
5
1
12
10

 例年通り、飼料会社や搾油会社周辺の道路脇などで多く検出されていますが、港から十キロ離れた場所や今まで検出例のないところでも見つかっています。抜き取り作業などのこぼれ落ち対策がとられているような場所でも検出例があります。

調査の参加者募集

食品分析センター

 引き続き一般の方の参加を募集しています。希望者は、農民連食品分析センター(Tel・Fax03・3959・5660)までお知らせください。申込期間は六月中旬まで。

画像
接岸する船と製油会社(清水港)

 遺伝子組換えナタネ調査隊のホームページ http://earlybirds.ddo.jp/natane/


私たちの声 洞爺湖サミットへ

願いたんざく 広く活用を

画像 農民連本部は、「ストップ温暖化」「食糧主権確立」の声を全国津々浦々から、そして世界中から洞爺湖サミットへ届けようと、「私の願いたんざく」を作製し、活用を呼びかけています。

 農民連よびかけ

 たんざくには四色あり、サミットに対する意見を書き込むスペースと、署名欄があります。また、朝顔の模様をあしらった「国際バージョン」もあり、ビア・カンペシーナの仲間に託されます。

 これらのたんざくは、農民連女性部の発案で、あかつき印刷株式会社と、(株)きかんしのご厚意により作製されたものです。食の安全・安心を求める人たちにひろく普及し、その願いを集めて七月の「洞爺湖サミット対抗行動」(札幌市ほか)に持ち寄りましょう。

(新聞「農民」2008.6.9付)
ライン

2008年6月

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