千葉・船橋市竹林にガムランの調べ
野外コンサート、聴衆うっとり「野菜公園2007」グループ主催スラマッ・スィアン!(インドネシア語で“こんにちは”)――千葉・船橋農産物供給センター代表理事の飯島幸三郎さんが経営する飯島農園で五月十八日、竹林の中で「薫風コンサート〜ガムランの調べ」が開かれ、インドネシア・バリ島の民俗舞踊と音楽に約百五十人が聞き入りました。演奏と踊りは、「深川バロン倶楽部」のメンバー二十六人。「ガムラン」とは、インドネシア語の「ガムル」(たたく)が語源で、さまざまな打楽器合奏のこと。島民の信仰するバリ=ヒンズー教の寺院の祭礼や冠婚葬祭などに際し、盛んに演奏されています。 主催したのは、飯島さんが会長をつとめる「おいしい野菜公園2007」。このグループは、中高年を中心に三十人余りが参加。飯島さんの指導のもと、野菜づくりの栽培技術を習得したい、農作業がしたい、就農希望者には独立自立を応援したい、心和める農業公園をつくりたいなどの願いで集まっています。 「バリとそっくりの竹林で、気持ちよく演奏できた」と言う深川バロン倶楽部の代表、逸見幸生さん。この倶楽部は、インドネシア出身者の指導を受けながら、ガムランに魅せられた日本の人たちです。 民族衣装を着た七人の女性が花びらをまいて踊る「パニャンプラマ」(歓迎の踊り)で始まりました。次にバリ島のダンスの先生が演じる「トペン」(仮面舞踏)、そして大地を踏みしめて邪悪な神をしかりつけるように踊る「バロン」。八十キロの縫いぐるみ衣装を着こんで、二人の青年が汗だくで踊りぬきました。 コンサートを準備した「おいしい野菜公園2007」の坂本剛規事務局長は「皆さんの踊りに若いころを思い出し、“負けたらあかん”と元気をもらいました。とにかく楽しかった」と、コンサートの成功を喜んでいました。
(新聞「農民」2008.6.2付)
|
[2008年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会