旬の味
四月一日からガソリン代が一リットルあたり二十五円下がった▼一方、パンやうどん、ビールにしょうゆ、さらに農業用資材や飼料などの値上がりで、国民生活は大きな影響を受けている。さらに今月から、七十五歳以上を対象に後期高齢者医療制度がスタートし、少ない年金から掛け金が天引きされる▼そのなかで、ガソリン代が引き下げられるのだから大きな朗報のはずだ。ところが、一部マスコミや政府・与党は「道路建設に重大な支障が出る。地方自治体は財政危機に直面する」などと、一カ月後には値上げのための再議決をもくろんでいる▼ガソリンや軽油が値下げされて、困っている人が本当にいるのか? 農家や住民で困っている人は誰もいない。困っているのは、必要のない道路や橋でばく大なもうけをあげているゼネコンやそれに群がる政治家だけだ▼この大きな成果は、昨夏の参院選挙による与野党逆転の結果だ。早いうちに行われるであろう総選挙は、これまでに経験したことのない重要なたたかいになる。 (慎)
(新聞「農民」2008.4.14付)
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[2008年4月]
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