おめでとう!
北京オリンピック出場
「アテネ」につづいて
北京オリンピック出場決定、おめでとう! 四年前のアテネ・オリンピックのとき、新聞「農民」でも紹介したレスリングの池松和彦さん(フリースタイル・六十六キロ級)が三月二十八日、福岡・みのう農民組合の佐々木督文さん(池松さんの叔父)のところに、北京出場のあいさつにみえました。
レスリング(フリースタイル66キロ級) 池松 和彦さん
アテネの時よりもとても明るく、ゆとりがあるように見えました。アテネの後の“燃えつき症候群”を自らの卒業論文のテーマにして見事克服、オリンピックへの切符を手にしました。それが自信となっているのでしょうか。「北京に行けるとは思ってなかったので“ラッキー”という感じ」と、とても謙虚。お父さんお母さんも、またいつもながら、いたって自然。「プレッシャーなんか感じないそうだけど、慣れたのかな?」とお母さん。
終わったら夢がいっぱい
福岡大学で教べんを レスリングも農業も 11月には結婚の予定
オリンピックが終わったら、福岡大学で教べんをとる予定。「レスリングもですが、農業もやりたい。それと、子どもたちにレスリングの楽しさを教えたい」と静かななかにも、いっぱいの夢を語る池松さんです。
そのそばで、ほほえむのは婚約者の由起さん。同じアスリートとして支え続けた彼女とは、十一月に結婚の予定。ナシの花の香りとさわやかなカップルのすがすがしさを浴びて、みんなの心にも暖かいものを残してくれた楽しい一日でした。
試合は八月二十日。みなさん、応援よろしくお願いします。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
池松和彦さん(28歳) 福岡県出身、日体大を経てK―POWERS所属。03年世界選手権銅メダル、04年アジア選手権優勝、アテネ五輪で5位入賞。
3月19日、北京五輪選考も兼ねたアジア選手権で3位に入り、五輪切符を手にしました。
(新聞「農民」2008.4.14付)
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