農のこころ丸山美沙夫
野を焼きし匂い集まる男風呂 佐土原孤雁 俳誌『俳句人』から。農家や地域の住民が共同して、河川敷や原野の枯葦・枯草を焼いたのでしょうか。風の向きを見たり、まわりからとり囲むなど、大ぜいで野焼する様は壮観であり、風物詩とも言えよう。作業を終えて近くの湯場で慰労の宴があるのかも知れない。共同し地域を守る―「匂い集まる」にこもる明るさ。
(新聞「農民」2008.3.24付)
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[2008年3月]
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