「農民」記事データベース20080310-819-05

楽しかった!満足いっぱい
加工交流会

岩手県農民連女性部

関連/女性部総会で農協合併を勉強


郷土食のアラ汁・カマ餅と韓国料理
みんなでにぎやかに踊りも…

 岩手県農民連女性部の加工交流会が二月十六、十七日、花巻市内で開かれ、おとな二十七人と子ども二人が参加しました。

 今年のテーマはアラ汁二種類とカマ餅(もち)、そして韓国料理。一日目は、赤魚を使ったアラ汁とビビンバ作り。夕食には参加者が持ち寄ったお料理が四十四品目も並びました(写真上〈写真はありません〉)。なかには一面の雪のなか、わずかな日だまりから採ってきて作った「ばっきゃ(ふきのとう)の酢みそあえ」も。“初物を食べたら東を向いて笑うと良い”という岩手の言い伝えどおり、みんなで「アッハッハー!」。

 食べても食べてもなくならないほどのごちそうでおなかもいっぱいになったころ、石川次子さんが「弁慶安宅(べんけいあたか)の関」の一節を披露しました。

 毎年参加者の大きな楽しみとなっている夕食後の交流会「夜なべ」(写真下〈写真はありません〉)。今年は「踊りを覚えよう!」ということで、美空ひばりの「港町十三番地」、全国の女性部総会で踊った氷川きよしの「ズンドコ節」の振り付けを、大騒ぎしながら参加者みんなで完成させ、楽しい楽しいひとときでした。

 二日目の朝食は、カツオを使ったアラ汁とキムチ、小麦粉と米粉を練った皮にクルミみそを包んでゆでた郷土食のおやつ、カマ餅が登場。かたわらではセリ、なめこ、ナタネ油、干し竹の子などのミニ産直市もたって、お互いにないものを買い求めることもでき、みんな満足満足。カマ餅を食べながら、早くも来年の交流会の相談も始まり、盛り上がりは最高でした。

 「こんなに楽しい集まりは初めて。遠慮も何もいらないし、踊りも楽しかった」と感想を述べたのは、昨年女性部に入った大森さん。ほかにも「みんなで笑いながら食べたのが良かった。手作りを家庭でもしたい」、「岩手は大豆と小麦がもの作りの原点。これからも大いに郷土食を伝えていこう」などの感想が出されました。


女性部総会で農協合併を勉強

 岩手県農民連の女性部は、二月十六日、加工交流会に先立って総会を開催しました。県連会長があいさつのなかで、今、岩手で強引にすすめられている農協合併について説明したところ、「もっとよく知りたい」と、昼食時間を削って急きょ農協合併の学習会に。

 午後の討論では、「自宅前の直売所で、夏は寝る間もないほど花が売れる」、「産直のために集配車を出している」などの意見が出ました。また「単組の男性たちが女性部を応援している。各地の女性部の活動をもっと知りたい」、「西磐井では女性部の活動に半額補助している」など、時には大笑いも交えて、生きいきと討論しました。

(岩手県農民連 久保田みき子)

(新聞「農民」2008.3.10付)
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2008年3月

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