春の大運動各地の取り組み
新しい会員からの紹介が決め手ビラ見て相談に岡山県連岡山県連・県西農民連では、「税金のビラをみた。今年から組合に入れてくれ」と、真備町に住む年金収入のある農家が相談にきて計算すると、農業で四十七万五千円の赤字のため、所得税が三万二千百円還付されることに。「こがぁな(こういうこと)になるなら友人に教えてやろう」ということになり、一月十四日に税金学習会を開いて以来五人の新しい会員を迎えています。特徴は、昨年加入した会員が声をかけて増やしていること。新しい会員からの紹介がどれだけ増えるかが拡大の決め手です。
10議員中9人が…北海道連北海道連では、この間に十人の新聞「農民」読者を拡大しています。今金町の村本照光さんはこのうち六部を拡大。これで十人いる町議のうち九人が読者になりました。また農林課の職員四人も新聞を読んでいます。今金町は、合併しない小さな自治体で、地域の農協も合併しない道を選んでいます。村本さんは「自治体として自立していくうえで、基幹産業である農業の見通しを得るのに必要な情報が載っていることが、読者を広げるうえで力になっている」と話しています。
決意固めすぐ実行山口県連山口県連では一月二十七日に、全国連の笹渡義夫事務局長も参加して県連大会を開き、農民連結成二〇周年を拡大の飛躍の年にしようと決意を固め合いました。さっそく、二月一日に県連会長の地元山口市で、坪井貞夫税対部長を招いて税金学習会を開催。青空市や産直に参加している約二十人が参加しました。なかには、昨年も農民連で申告したのに会員になっていない人もいました。坪井さんは農民連での税金申告の大切さを話し、「加入してともにがんばろう」と呼びかけました。三好宣捷会長も「会員や読者の拡大にがんばりたい」「今年は必ず加入を」と、力がはいっています。
“戸数の1割を”と奈良県連奈良県連・北和センターでは、連日開いている税金相談会に組合員以外の農家が参加。その場に居合わせた会員が自分のノートを見せながら説明するなどして、新たに加入しています。中和センターでは、二百人の単組めざして奮闘しています。農業大学に通う学生のAさんは、卒業を間近にして農民連事務所の近くに三アールの農地を借りていよいよ就農。農民連に加入して野菜の作付けや集荷などを相談し、胸を膨らませています。また、出荷組合を訪ねて税金相談会の開催を要請したところ、まず組合長に新聞「農民」を購読してもらうことになりました。 南和センターでは、二月二日に五十人が参加して総会を開き、「二〇周年に向けて会員を増やし、農家戸数の一割の単組をつくろう」との提案を全員で確認。早期退職してイチゴを作っている人や、退職して米や野菜をつくってがんばろうと計画している人、“農民連の税金で節税を”というベテランの農家、トマトの産直を始めた人などが新しく加入しています。
(新聞「農民」2008.2.18付)
|
[2008年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会