農民連女性部が農水省要請
農民連女性部が農水省要請品目横断対策・米強制減反の中止・飼料や原油の高騰無責任姿勢に涙し悲痛な声次つぎ農民連女性部は、総会の閉会後、農水省に要請行動を行いました。会場は四十五人ものお母さんたちですし詰め状態に。たいへん白熱した要請となりました。(写真〈写真はありません〉)要請内容は、(1)品目横断対策の中止、米、麦、大豆などの価格保障、(2)棚上げ方式による米の二百万トン備蓄、精米へのくず米混入の規制、強制減反や米輸入の中止、(3)飼料や原油の高騰対策、などの七項目。 女性たちからは、「米価下落で生産費すら出ない。担い手でも経営は赤字で、兼業して過労死寸前で作っている。働きにみあう価格保障をし、再生産できるようにしてほしい」、「去年の麦は一俵千二百円。今年はもう作れない」、「飼料が高騰して後継者に継がせられない」、「世界的に食料需給がひっ迫しているのに、なぜ農家には減反させて、輸入するのか」などの悲痛な声があがりました。 しかし農水省側は「品目横断の根幹は変えない」、「米価下落は過剰作付けによるもの。今後も生産調整が必要」などと、あいかわらず無責任な回答に終始し、女性たちが涙を流しながら「農家はお米を作りたいんです!」、「農政の根幹を変えずに、本当に農業の先行きが開けると思っているのか。もっと農業を守る立場にたって考えてほしい」と訴える場面も。「農家のサイフを握る母ちゃんたちのこの声をふまえた農政にしてほしい」という思いが会場を圧倒しました。
(新聞「農民」2008.2.18付)
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[2008年2月]
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