「農民」記事データベース20080204-814-04

ビア・カンペシーナのサラギ氏

「地球を救う50人」の一人に

英「ガーディアン」紙が選出


企業の地域破壊に立ちはだかり
熱帯雨林を守る活動を評価

 イギリスの有名な新聞「ガーディアン」は、一月五日付けで「地球を救う五〇人」を発表。五〇人のなかには、ノーベル平和賞を受賞したアメリカの前副大統領ゴア氏やロンドン市長などのほかに、ビア・カンペシーナの国際責任者でインドネシア農民組合のリーダー、ヘンリー・サラギ氏が選ばれました。サラギ氏は何度か来日し、シンポジウムに参加したり集会であいさつするなど、食健連や農民連と交流を深めてきました。

 ガーディアン紙は「ヨーロッパの自動車と台所にバイオ燃料と食用油を供給するパーム油生産を行うために政府とゆ着している企業は、インドネシアと東南アジアの広大な地域を破壊している。サラギ氏は、このような動きに立ちはだかる数少ない一人である」と評価し、ビア・カンペシーナについても「このたたかいがどう展開するかは、今後の東南アジアの熱帯雨林の保護と多くの発展途上国の政治的未来をも決定づけるであろう」と報じています。

 ビア・カンペシーナとインドネシア農民組合は、「このリストには、立場や考え方の異なるさまざまな人々が含まれているが、私たちは公正で持続可能な地球を求めるたたかいにおけるビア・カンペシーナの役割が、社会的に評価された喜びを仲間や同盟組織と分かち合っている」とのコメントを発表しました。

(新聞「農民」2008.2.4付)
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2008年2月

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