農のこころ丸山美沙夫
菜を笊に妻ゆっくりと福沸 秋葉 舟生 俳誌 『筑波』 から。 「福沸」 (ふくわかし)とは、新年に初めて鍋をかけて若水を沸すことを祝ってのことば。さ緑の冬野菜が笊に盛られている。農作業と主婦の座を守って働いてきたであろう。正月を迎えての気分が「ゆっくりと」に伝わってくる。夫婦としてのさらりとした目差が感じられ飾り気のない明るさ。
(新聞「農民」2008.1.28付)
|
[2008年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会