新聞「農民」前編集長二瓶康一さん偲ぶ会故人の人柄・業績次つぎ披露
仲間、友人・知人 遺志つぎ奮闘誓う〇七年八月十三日に不慮の事故で急逝した新聞「農民」前編集長、故二瓶康一さんを偲(しの)ぶ会が一月十六日、都内で開かれ、全国の農民連の仲間や友人、知人らが出席しました。(写真〈写真はありません〉)白石淳一会長が開会あいさつ。「不慮の事故から五カ月たつが、今でもにこやかな笑顔で現れるような気がする」とのべ、故人の人柄、業績、エピソードを紹介しました。 真嶋良孝副会長の献杯に続き、スライド上映が行われました。九五年の青年部ヨーロッパ視察、〇五年のBSE訪米調査、〇七年のマリ食糧主権国際フォーラムなどで活躍する二瓶さんの生前の姿が映し出されました。 故人ゆかりの人たちがあいさつ。農民連顧問で元代表常任委員の小林節夫さんは、二瓶さんが九五年に農民連事務局のメンバーになったときの第一印象が「謙虚でやさしい人」だったと振り返りました。 元「農民」編集次長の塚平広志さんは「記事をこう直した方がいいとアドバイスすると、その通りに書いてくる、ジャーナリストとしても優秀な人でした」と、デスクとして指導した思い出を語りました。 農民連前会長の佐々木健三さんは、二瓶さんが農民連に来て間もないころ、佐々木さん宅に取材に訪れ、好青年だという印象をもったこと、〇五年の訪米時には食肉業界のトップを相手に鋭い質問で論戦を挑んでいたことを紹介しました。 新日本婦人の会会長の高田公子さんが、新婦人と農民連との交流を紙面で取り上げた際の思い出を、全日本教職員組合前副委員長の長谷川英俊さんがマリ食糧主権フォーラムでの二瓶さんとの日々を、それぞれ感慨深く語りました。 笹渡義夫事務局長が「今の活動は、二瓶さんの仕事の成果が土台になっている。遺志を継いで、全国の仲間とがんばりたい」と閉会あいさつ。 最後に妻の香代子さんが「夫が農民連の仕事を立派にさせていただき、幸せな人生でした」とのべました。 二瓶さんお気に入りの尾崎豊さんの音楽が流れるなか、参加者は、白カーネーションを献花し、別れを惜しみました。
(新聞「農民」2008.1.28付)
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[2008年1月]
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