「農民」記事データベース20080121-812-07

読者からのお便り


「9条守る」を生活と結びつけて

岐阜県 島尻 尚子

 あけましておめでとうございます。

 昨年11月、第2回「九条の会」全国交流集会が開かれ、呼びかけ人の一人、加藤周一さんが「これからは九条を生かすことを念頭に置いて」とあいさつされたそうです。それに先立って開かれた「農林水産九条の会」の第2回全国のつどいでは「農業を守るたたかいと、九条を守る取り組みを結びつけて」という呼びかけがあったとのこと。“これだ!”と思いました。「生活と結びつけて」こそ!

 農業や漁業は平和な国土や海で栄えます。後期高齢者から保険の名で税をむしりとらずとも、消費税をあげてつつましい生活費から取り上げずとも、社会保障の充実は軍事費の無駄を省くことでできましょう。

 私たち「長良九条の会」は昨年、喫茶店、寺院、教会などで小さな会を通算16回開いてきました。今年も憲法を井戸端会議で世間話のように話せる場を広げていきたいと思います。

(岐阜市)


孫への手土産は煮物にしようか

愛知県 桜井久美子

 「家の裏で採れたタケノコや大根を料理(作るのは、おつれあいとお母さま)してリュックに詰め、学生に食べさせると目が輝き、いい顔になる」とおっしゃった大学の先生がいました。根菜類を料理するのは、土を落とし、洗い、ゆで、煮込みと、手間ヒマがかかります。けれど、なぜか食べるとホッと落ち着いた気分になります。

 中学教師をしている友人が、「コンビニのおにぎりを持ってくる子がふえてるの」と。「最近、親も朝早く起きてお弁当を作れない人もいるからね」「それがそうでもなくて、働いていない親もけっこうそうなの」。「ウーン」と、私は考えてしまいました。

 キレやすくなったと言われて久しい子どもたちが、大根やさといもを多く食べるようになればキレる子は減るのでは…。

 昨秋生まれた孫への手土産は、ばあちゃんの煮物にしようかと思う私です。

(津島市)

(新聞「農民」2008.1.21付)
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2008年1月

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