今年もふるさとの味 満載してやってきた
山形 庄内産直センター
苗場保育園 横浜
関連/楽しかった大豆収穫もっと作業したかった
恒例の産直市毎年楽しみだ
消費者に会えて励まされた
「今年も、山形・庄内のふるさとの味を満載して生産者がやってきました」―庄内産直センターは昨年十二月十六日、神奈川・横浜市にある苗場保育園で、恒例となった“庄内ふるさと産直市”を開き、「毎年、楽しみにしています」という保育園の関係者や父母、地域の住民らで、終日にぎわいました。
庄内産直センターから組合員二十二人が、マイクロバスにたくさんの米や農産物・加工品などを積んで参加。あずきもちに庄内の冬の定番・納豆汁、そして玉こんにゃくに人垣ができ、「あたたかくておいしい」と好評でした。農民連食品分析センターの八田純人さんが「ためしてがってん」と、コンビニおにぎりやオレンジジュースの秘密に迫ると、「えっ〜、ウソ!」の声が…。
お酒や米などの景品が当たる抽選会。そして、苗場保育園の園長、藤田淳志さんと庄内農民センター組合長の渡部正一さんが保育園の屋上から豪快に“もちまき”すると、「わ〜い!」と歓声が上がっていました。(写真〈写真はありません〉)
初めて参加した鶴岡市・西郷でメロンを作る若手農家の佐藤晃さんは、「多くの消費者に会えて励まされた。来年もぜひ参加したい」と語ってくれました。
福岡みのう農民組合 大豆畑トラスト収穫祭
福岡・みのう農民組合は昨年十一月二十五日、うきは市浮羽町の清水寺で今年の締めくくり、大豆畑トラスト収穫祭を行い、遠くは広島から来た人もいて、百二十人が参加しました。
大豆の収穫作業をしたあと、足立博幸組合長のシャモをつぶした鍋、福岡市の「レアレア」のカレー、珍しくとても甘い柿「こいひめ」の差し入れもあり、さっそく昼食をとりながら交流。(写真〈写真はありません〉)
これから地元産の作物食べていきたい
「なんという至福。九割以上が輸入物のなかで自分の手で作った大豆で、みそ、しょうゆを味わえるのだから」「作業がとても楽しかった。時間が少なかったので、もっと作業をさせてほしい」という感想や要望が出されました。もっと作業したい人のために、もう一枚の畑で収穫作業をしてもらいました。
最後に、参加者に「日本の、これから」を書いてもらいました。「今、食育とか言われていますが、食の原点は農業。これからも安全でおいしい米、野菜を作ってください。私は地元で作られた農産物を食べていきます」「やはり健康を第一にした食生活を考えていく必要があります。そのためにも、国産の農産物を食べていきます」
生産者と消費者の絆(きずな)が、またひと回り広がりました。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2008.1.14付)
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