大分県に農林水産「九条の会」発足農業続けるには、平和が一番大切
農林漁業関係者に参加よびかけへ元県議会議長や元町長、元農協組合長、農業委員会会長など県内の著名な農林業関係者十人が呼びかけ人となり、大分県農林水産「九条の会」が結成されました。発足の集いが昨年十二月八日行われ、約五十人が参加しました。(写真〈写真はありません〉)発足にあたって、大分県農民連(阿部浩三会長)が事務局を引き受け、半年以上かけて準備を進めてきました。 集いは、発足までの経過報告の後に、呼びかけ人を代表して高倉志能さん(NPO法人「おおいた有機農業研究会」顧問)が、自らの海外での体験も踏まえながら、「平和が一番大切。農林漁業関係者の中に九条の会への参加を呼びかけたい」とあいさつ。そして、県内で既に発足している医療九条の会、マスコミ九条の会の代表が、連帯のあいさつをしました。 続いて、弁護士の岡村正淳さんが「憲法九条の現代的意義」と題して記念講演を行いました。岡村さんは、憲法改憲への歴史的な動きと憲法九条がもつ「非戦」の意義、武力を有しないという重要性について、深く解明されました。さらに憲法前文にふれながら、戦争のない平和な生活を保障する上で、農業と食の重要性を強調し、参加者の共感を呼びました。 講演のあと、呼びかけ人が憲法九条への思いを語り、参加できなかった呼びかけ人から「残りの余生を、憲法九条を守ることにかけたい」とのメッセージも届きました。参加者らは、憲法九条を守ることの意義にとどまらず「地域の農業と食料を守ることが、戦争のない平和なくらしを実現する具体的な中身だ」などが話し合いました。 最後に、今後の活動の申し合わせとアピールを確認して集いを終わりました。参加者の一人は、「こうした会をもっと頻繁に開いていくと、農林漁業関係者や農漁村に元気がでてくる」と感想を述べていました。 (大分県農民連 三上英範)
政治動かす農民連の出番だ農民連中国ブロックが交流集会
農民連中国ブロック交流集会が十二月一、二の両日、農民連の白石淳一会長を迎えて島根県斐川町で開かれ、中国各県から七十人が参加しました。 |
[2008年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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