この人
茨城県農民連・県南筑波農産センターの
平川智之さん(24)
消費者に安全届ける仕事に共感
私は、今年三月に農業専門学校(鯉渕学園)を卒業し、先生の紹介で県南筑波農産センターの専従となりました。
実家は農家ではないので、学園ではじめて農業に目を向けることになり、栽培や研究などを通じて農業に触れることができました。勉強する中で、スーパーにあふれている安い農産物を何の疑いもなく買っていた自分も含めて、多くの人に安全な食べ物を届けることができたら、という思いが生まれました。
昨年十月に、農民連本部の専従者研修会に参加して、ふるさとネットの事業、農民連の歴史と運動など話を聞くことができました。専従となって、分からないことだらけですが、“農民とともに育っていこう”という農民連の考え方に共感を覚えました。また、国産の安全で安心できる米や大豆などを、消費者に届ける仕事ができることをうれしく思っています。同時に、広い視野で学習を繰り返し、一人前になれるよう歩んでいこうと思っています。
(新聞「農民」2008.1.7付)
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