「農民」記事データベース20080107-810-03

共同のたたかい強化を

ビア・カンペシーナのヘンリー・サラギさんから新年メッセージ


 農民連の仲間や新聞「農民」読者のみなさんに敬意をこめて新年のメッセージを送ります。

 G8が主導して進めてきた新自由主義、自由化のもとで飢餓がまん延しています。インドネシアは世界一のパーム油輸出国ですが、アグロ燃料推進政策のもとでパーム油が値上がりし、国民は食用油としてのパーム油を買うことができません。

 ビア・カンペシーナは先日開いた国際調整委員会で、北海道で開かれるG8サミットに参加することを決定しました。私は二度の日本訪問を通じて、みなさんが立派にG8サミット対抗行動の準備ができると確信しています。もちろん、ビア・カンペシーナも力をつくします。食糧主権と持続可能な農業、地球温暖化防止のために、共同でたたかいましょう。

 日本で食糧主権が実現すれば、日本の農民たちは気候変動の防止のために、世界的に重要な役割を担うことになるでしょう。G8は、政府に対し食糧主権の実現を働きかける大事な機会になるでしょう。

 私たちは十二月に開いた全国大会で、インドネシア農民組合連盟(FSPI)からインドネシア農民組合(SPI)に名前を変え、組織の構造を変えることを決めました。これは、私たちがキャンペーンや重要なたたかいを全国レベルで効果的に行うためです。これによって団結を固め、地域の組織を外部からの干渉から守ることができます。

 日本の農民とインドネシアの農民は香港やスマトラ沖地震・津波で共同してたたかってきました。これからも、団結して、地球を守り、命を守るためにたたかいましょう。

(新聞「農民」2008.1.7付)
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2008年1月

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