りんごに九条シール張りました
福島県農民連・産直センターふくしま
収穫のときが楽しみで〜す
秋晴れの十月十二日、福島県農民連・産直センターふくしまの阿部哲也さん(代表理事)のりんご畑で、「九条りんご」のシール張りを会員十人で行いました。
品種はふじ。袋をかけてあるりんごから袋をはずし取り、九条シールを張る作業です。初めは、シールを張るだけだから簡単そうでしたが、かなり大変でなかなかうまく進みません。
「今日は何枚張んだい?」との質問に、「二千五百枚」。参加者から「マジで!」「今日終わんねべ!」などのブーイング。作業が進むにつれて慣れてきたせいか、「オレ、五十枚終わった」「何言ってんの、私なんかもう百枚張ったよ」などの声。作業しながら、ある参加者が「赤いりんごに、くちびる寄せて〜」と鼻歌を始めました。
戦後、りんごの歌が戦争で荒廃した日本人の心を励ましました。今こそ世界に誇れる「憲法九条」を守り、生かしていかなければとの決意を、九条シール張りに込めました。
参加者から「こういう取り組みをみんなに知ってもらい、九条を守る運動を大きく広げて行くべ」などと話しながら終了しました。収穫が本当に楽しみです。りんごの歌で「りんごかわいや〜かわいやりんご〜」とありますが、替え歌で「りんごかわいや〜、いとしや九条〜」と歌いながら収穫を迎えたい。
十月二十一日には、「福島県九条の会」主催で、「九条の会」呼びかけ人の一人で作家の井上ひさしさんを招いた講演会が開かれました。この会場で、九条田んぼで収穫した米と九条リンゴを宣伝。たいへん好評でした。
(福島県農民連 服部崇)
(新聞「農民」2007.10.29付)
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