農のこころ丸山美沙夫
威さねば村が廃るよ威銃 江 ほむら 『ザ・俳句歳時記』から。実った稲や穀類を荒らす鳥や獣を防ぐために空砲を撃つ「威銃」(おどしづつ)が鳴り響く。視覚に訴える案山子ではおどろかない。最近各地に熊や猪など獣の出没が目立つ。被害の広がる原因の一つに、荒廃する農地が山と里の境界も失わせている。この句は、農業の危機をも鋭く突いている。
(新聞「農民」2007.10.22付)
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[2007年10月]
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