農のこころ丸山美沙夫
刈られゆく稲芬々と香を放つ 藤木 倶子 俳誌『たかんな』から。稔りの秋の香と言えば、広がる稲田から風に乗って感じられる穂の匂いである。刈り取り作業は稲穂を揺らし触れ合うので、いっそう稲の香を強く感じる。この作は、その作業から見事に感じとっている「芬々(ふんぷん)と香を放つ」にある。その表現の中に、米作農民の収穫の喜びと、逞しさも伝わる。
(新聞「農民」2007.10.15付)
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[2007年10月]
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