阿見のおいしい里だより茨城県南農民組合女性部 飯野靖子
《里芋とイカの煮物》と《里芋の小芋のおやつ》茨城県南農民組合女性部の飯野靖子さんの新連載が始まります。農家の暮らしと、畑で採れる旬の野菜を使った田舎料理を紹介します。
今年もお月見の季節がやってきました。 お月見には栗、里芋、十五個のおだんごをテーブルにのせ、お月様のよく見える縁側(えんがわ)に飾りつけます。 ここ阿見では、お月見の時だけは、お供えのおだんごを一つ二つ失敬(しっけい)する子どものイタズラが許されています。おとなもお供えのそばにお菓子を置いて、ちょっとだけコソドロを応援したりして…。でもこの公認の(?)月見ドロボウ、子どもの少なくなったこの頃は出没しなくなりました。時代が変わりましたね。すこし寂しいような気もします。 今夏の猛暑で、大きな里芋の葉が黄色くなり、枯れるのでは…と、心配しましたが、その後の雨で息を吹き返し、芋は大きくなってきました。大霜が何度かおりて、葉がなくなる頃が、里芋の本当のおいしさが出てくる旬です。芋は、畑の中に穴を掘って貯蔵し、その都度、穴から掘り出して出荷します。 里芋とイカの煮物は農家料理の定番。秋から冬にかけて、フーフー言いながら食べるのがおいしい。
(新聞「農民」2007.10.8付)
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[2007年10月]
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