新潟県中越沖地震の支援ありがとうございました県農民連・町田会長からお礼の手紙
新潟県農民連の町田拡会長から、新潟県中越沖地震支援へお礼の手紙が届きました。
ご支援・ご協力に、心よりお礼申し上げます。 地震発生から二カ月が経ちました。この震災により死者十一人、重軽傷者千九百八十三人、住宅は三万九千二十四戸が損壊するという大きな被害をもたらしました。 農民連では、震災直後に被災地近郊の会員などと連絡をとって状況を確認し、現地に組織がありませんでしたが、産直のかかわりから新婦人会員のところへ、すぐにおにぎりや食料・救援物資をもって県央センター(三条市)が現地に入りました。その後、県農協労連の協力で、刈羽農協倉庫を確保して救援センターを設置し、全国から寄せられた支援物資を受け入れて避難者への救援活動を行い、物資を受け取った避難所ではたいへん喜ばれました。 現在では仮設住宅への入居が進み、被災地では復旧に全力をあげていますが、今後の生活再建に対する不安が深刻です。農業被害については、用水パイプラインやため池、農舎や機械の損壊で、稲刈りを控えた農家に不安がありましたが、県の対応でほぼ間にあうことができました。ただ来年からについては、被災者個人への制度支援があまりないために、新しい機械を買い換えたり、農舎や設備に費用をかけてまで農業を続けようという意欲が、米価下落などの厳しい農業情勢の中で大きく失われている現状もあります。 私たち農民連は、被災した住民が安心して暮らせ、農業が続けられるように被災者も励ましながら、政府や行政に制度の改善・創設を要求し、復興に向けてがんばっていきたいと思っています。これからもご支援よろしくお願いします。
(新聞「農民」2007.10.8付)
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[2007年10月]
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