ネットワーク いま出番の時販路拡大さらに全国に力集めて農民連ふるさとネットワーク第4回総会農民連ふるさとネットワークは八月二日、東京・豊島区で第四回総会を開きました。加盟する八十組織のうち、五十五組織百十一人が参加しました(写真〈写真はありません〉)。総会は、〇六年度の事業報告および決算報告・会計監査報告と、〇七年度の事業計画および予算案を圧倒的多数の賛成で採択し、「安倍内閣の即時退陣と農政の抜本的転換を求める」特別決議をあげました。
11月に“大物産展”(仮称)開催産直の農畜産物・加工品の魅力紹介総会には来賓として、日本共産党の紙智子参院議員、新日本婦人の会の玉田恵事務局長、全国食健連の坂口正明事務局長があいさつしました。冒頭にあいさつした堂前貢代表は、「結成から三年が過ぎ、準産直米以外の農産物でも、ますます国民の期待にこたえていかなければならない。十一月二十一日には、日本列島三千キロの農畜産物や加工品を展示・紹介して、産直組織の販路拡大をはかるために、“大物産展”(仮称)を開くことにしています。日本に農業はいらないという勢力のねらいを打ち破り、ネットワークで活路を見いだそうとしている農家をおおいに励ましていこう」と呼びかけました。 連帯のあいさつに立った農民連の白石淳一会長は「大企業に抗した“もうひとつの流れ”を作り上げてきたこと、そして、食料自給率の向上や食糧主権の確立に向けた学校給食や産直の取り組みが、国際的にも注目されていること」など、ふるさとネットワークの果たしてきた重要な役割を強調しました。 横山昭三事務局長代行が、運動で切り開いてきた事業と取り組み方針を報告。準産直米は、引き続く米価暴落の中で、三十の道府県で取り組まれ、扱い量が過去最高になる見通しを紹介、「販路の拡大こそ、農家の最大の要求です。米屋さんや卸も農民連との取り組みを求めています。今が大いなる出番の時」と呼びかけました。また新婦人との産直では、特に子育て世代など若い層への対応を強め会員の要求に応えていくことや、「九条田んぼ」の取り組みを広げることなどを訴えました。
新事務局長に森谷精氏中津孝司事務局長が健康上の理由で勇退し新たに森谷精(まこと)事務局次長(写真)が理事会で事務局長に選任され、「みなさんと連帯し団結を深めて、採択された事業計画の遂行に取り組んでいきたい」と決意を述べました。
討論では二十三人が発言。このうち、ほくほく産直秋田の石川隆雄さんと千葉・多古町旬の味産直センターの小林由紀夫さんの発言を紹介します。
品目横断対策のズサンな問題点
今年一月に、六十世帯、六十ヘクタールで集落営農を法人化して立ち上げた。中心になって進めている人は役場のOBで非農家だ。転作大豆用の乾燥機などや人件費はすべて借金でスタートした。借り入れのために連帯保証人になってくれとハンコを集めているし、約束より労賃が低いとケンカになっている。これで本当にやっていけるとは、とても思えない。 |
[2007年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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