「農民」記事データベース20070730-790-10

カリカリ漬 ほっこり煮 梅ジュース

今年も梅加工

茨城・常陸野農民センター


追加追加で100キロも
大忙しのお母さん助け合えば楽しい

 茨城・常陸野農民センター女性部「のぞみの会」では、昨年に実施した梅加工の共同作業が好評だったので、今年も「カリカリ漬け」「ほっこり煮」「梅ジュース」の三種類の梅加工に取り組んでいます。

 仕込みなど工程にあわせて、作業日は三回。梅は農民センター会員の坂本忠弘さんが育てた大きくて、りっぱな減農薬のもの。大工さんでもある坂本さんは、梅の種取り機まで作ってくれて、大助かり! 「おいしい手作りのものをと思うと、手間ひまがかかるねえ」と、にぎやかにおしゃべりしながら、楽しく作業しています。「もっと作ってもいいね」と、追加追加で、百キロの梅を加工しました。

 「のぞみの会」の会員は、農作業に大忙しの農家のお母ちゃんたち。レシピがあっても、一人だけではなかなか作っていられません。みんなで集まって、助け合って作業すれば、この季節でしか取れない物も、旬をのがさず加工できます。「これからもずっとやっていきたいね」「こんどは販売もできるといいね」と、話がはずんでいます。

(茨城・常陸野農民センター 久保田紀子)


《カリカリ梅》
材料 青梅・1.5キロ、焼酎・400cc、砂糖・0.8〜1キロ、塩・180グラム、赤じそ・300〜500グラム、酢・50cc
(1)梅を洗って、塩水に一昼夜漬ける。
(2)かまぼこ板などを使ってへそを上にしてはさんで実を割り、種を取る。
(3)タッパーなどに入れ、焼酎をふりかけて密閉。一日おく。
(4)赤じそを塩少々(分量外)でもみ、あくを抜く。
(5)容器に砂糖、梅、しそを交互に入れ、最後に砂糖が上になるようにして、冷蔵庫に。
(6)水が上がったら酢をふりかけ、冷蔵庫に保管。10日くらいで完成。
 
《梅のほっこり煮》
材料 青梅・1キロ、砂糖・1キロ
(1)梅を洗って、10日間ほど冷凍する。
(2)梅に半解凍の状態で、竹串などで種に届くまでしっかり穴をあける。
(3)容器に梅と砂糖を交互に入れ、冷蔵庫で20日間ほど漬ける。
(4)鍋に移し、弱火でふっくらと煮る。プツプツと泡がたったら火をとめ、冷やして完成。保存は必ず冷蔵庫で。
 
《梅ジュース》
材料 青梅・1キロ、砂糖・750グラム、酢・900cc
(1)梅を洗って、冷凍する。
(2)冷凍した梅、砂糖、酢をビンなどに入れる。
(3)15日ほどで完成。5倍くらいに薄めて飲む。

(新聞「農民」2007.7.30付)
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2007年7月

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