「農民」記事データベース20070723-789-11

旬の味


 トウモロコシの収穫が真っ最中だ。新鮮なとれたてトウモロコシ、はじける甘みが最高▼学校農園で四月に子どもたちといっしょに定植、幹を折ってしまわないかハラハラの除房作業、そして七月の収穫。子どもたちのようにぐんぐん成長するエネルギーに命の力強さを感じる▼わが家にもアライグマが訪問し、風雨による倒伏にぼう然としながら、今年も栽培にチャレンジした。朝、明るくなるのを待って収穫、家に持ち帰り一本一本皮をむき五センチにカットしていく。給食センターに八時まで注文数を納品する息詰まる時間作業▼「すごく甘いよ」―子どもたちからこの声を聞きたくてやめられない。お母さんからも声がかかる。栄養士の先生たちが農家の負担にならないように、学校ごとに納品日を割りふってくれるからうれしい▼市が策定した行政改革基本計画では、学校給食の民間委託が検討されようとしている。しかし、みんなが子どもたちのために力をあわせる喜びから、阻止するエネルギーが大きくなりつつある。

(畑)

(新聞「農民」2007.7.23付)
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2007年7月

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