めずらしい香りがいい色がきれい赤いそら豆がいまブーム福岡・みのう農民組合いま、みのう農民組合では「赤いそら豆」がブームになっています。そもそもは組合員の吉瀬美智子さんが知り合いからもらったのが始まりです。
みなさんに夢を届けられるまずは自分たちでご飯と一緒に炊いたところ、まるでお赤飯、しかもお赤飯より香りがよい。そこで北九州市の原口米穀店に送ったところ「お得意さんに分けたら“こんなの初めて”と反応がよかった」と喜ばれ、次にFコープ生協の数人に分けたところ、「色のコントラストがきれい」「すぐ使えて気に入った」などの感想と、カレーやサラダ、煮豆など料理の写真を送ってきました。五月二十日には、新婦人福岡県本部主催の「小組みフェスタ」に、赤いそら豆を五十袋もって産直小組に参加しました。「赤いそら豆なんです」と声をかけると、一様に「えっ?」と立ち止まり、そこですかさずカラーのレシピを見せると、「まあ〜、珍しい。ちょうだい!」となって完売。さらにNHKから、「赤いそら豆の取材をして生中継したい」と依頼があり、六月四日、NHK福岡の「トクテレ」という情報番組で、佐々木督文書記長の畑から十五分間放映されました。(写真上〈写真はありません〉) 私たちが“校長先生”と呼んでいる田中保明さんが、「どうも産地は福井県のようだが、市場に出回るのはごくまれです」と説明。「どうして赤いそら豆を作ろうと思ったか」の問いに、「ご飯と一緒に炊くとお赤飯になるのがおもしろく、仲間たちにどんどん勧めたところ、今では年間五百キログラムの収穫量があります」と佐々木さん。そして最後に、その場で炊き込みご飯やから揚げ、甘露煮、サラダなどの料理を実演しました。 最後にリポーターから「このめずらしい赤いそら豆を今後どうしていきたいですか?」と問われ、「農民組合としても生産量を増やし、たくさんの方に赤いそら豆と同時に夢を届けたい」と締めくくりました。 放映後、「赤いそら豆の種子はないか」との問い合わせが数件あり、大豆畑トラストに加入する人もでてきています。今年の大豆畑トラストでは赤いそら豆もやろうと、夢は膨らむばかりです。 (福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2007.7.23付)
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[2007年7月]
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