「農民」記事データベース20070723-789-06

農のこころ

丸山美沙夫


 良く出来し西瓜幾度も叩かるる

            山岸一句男

 俳誌『青枇杷(あおびわ)』から。西瓜の出来具合を知る方法として、叩いてみる音のひびき、感じ方が一般的によく知られている。しかし、生産者が収穫を見わける方法に、西瓜の付いた側に渦を巻いたような蔓(つる)が両脇にある。これが枯れた状態になった時が最適という。甘くておいしい西瓜を探る。「幾度も叩かるる」の面白さ。

(新聞「農民」2007.7.23付)
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2007年7月

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