「農民」記事データベース20070716-788-12

旬の味


 いよいよ参議院選挙だ。さきの国会では、与党の身勝手で悪法を次々と強行採決し、最後は防衛大臣が原爆投下を「しょうがない」と発言して辞任するというまさに異常なもの。安倍内閣は年金と増税とがあいまって、国民から厳しい批判を浴びている▼与党の一角を担い、いつの選挙でも“大勝利、完勝”と叫ぶ公明党も「かつてない逆風」と危機を煽(あお)っている。とりわけ政教一体の創価学会は政党以上だ▼聖教新聞は、連日「公明党よ、猛然と働け。騒ぐだけで働かない口先政党とたたかえ」と檄(げき)をとばす。日蓮宗を「坊主・信者を食う毒ヘビ日顕・日如」とけなす。平和を祈る仏教の教えとは異質なものだ。各地にある「○○会館」という宗教施設が公明党の出陣基地になり、マスコミもその違法性を指摘する▼今度の選挙は、年金問題の解決や憲法九条を守ること、食糧主権の確立などが争点としてたたかわれる。平和を守り、日本農業の再建をめざす政治勢力の前進めざして奮闘しなければ。

(慎)

(新聞「農民」2007.7.16付)
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2007年7月

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