保育園まえで直売 一〇〇個がすぐ完売
コロッケづくり
埼玉農民連女性部
関連/園児の笑顔みるのが楽しい
偽装じゃぁないょ
材料は地元産ばかり安心・安全な本物です
今、「ミートホープ」の偽装コロッケのことが大問題になっています。食をもうけの対象とした、偽装問題が雪印、不二家と後を絶ちません。そんななか、埼玉農民連女性部は、六月二十六日、コロッケの試作品作りを行いました。(写真〈写真はありません〉)
五人がかりで午前十一時半から午後四時までかかり、約百三十個のコロッケができました。材料はじゃがいも、玉ねぎ、豚ひき肉、地卵、地粉など、すべて埼玉農民連生産者の物を使用しました。
出来立てのコロッケを持って、鴻巣市にある「どんぐり保育園」の前で直売を行いました。「まだあったかいね」「中は何が入っているの」「偽装じゃないでしょうね」などと冗談を交えながら、迎えに来たお母さんと子どもたちが集まってきました。
こちらも、「全部、埼玉農民連の生産者の作った材料を使用して作りました」「安心・安全なコロッケですよ」と宣伝・交流をしながら、三個、五個と売れ、あっという間に百個のコロッケは完売しました。忙しいお母さんたちからは、「安全で安心できるもの」と大変喜ばれました。
今度の試作品のコロッケづくりで、消費者に喜んでもらえたことが何よりの励みになったことや、仲間と一緒にものづくりの楽しさを経験でき、とても元気がわいてきました。
埼玉農民連女性部では、地産地消の一環として数年前から加工をやりたいと目標を立てていましたが、加工を具体的に一歩進めるために、施設作りも含め、これから本格的に進めたいと思っています。
(埼玉農民連 棚橋順子)
田植え体験に田んぼ提供の
兵庫 農民連会員の大前実さん
この春、税金で農民連に加入した大前実さんは六月四日、近くの幼稚園からの要請に応え、園児の田植え体験のために田んぼを提供し、園児たちに田植えの仕方を教えながら楽しい一時を過ごしました。(写真〈写真はありません〉)
この幼稚園は、高校駅伝で有名な西脇工業高校の側にある重春幼稚園。園児たちはカニやおたまじゃくしにびっくりしながら、約二畝ほどを植えました。
大前さんはこれまで、幼稚園の中にある畑で園児とじゃがいもやサツマイモを植えてきましたが、今年はイチゴ八十五本を植えました。「ぼくら卒業するから、このイチゴ食べられないね」と言っていた卒園生(小学一年生)百三十人を招待してイチゴ狩りをしました。大前さんは、「子どもたちのうれしそうな顔を見るのが楽しい」と語っていました。
(兵庫農民連 上野信行)
(新聞「農民」2007.7.16付)
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