住井すゑさんの抱樸舎訪ねて千葉県農民連女性部がつどい
農民運動史、農閑期の行事学ぶ千葉県農民連女性部「あらぐさのつどい」が六月十四日に開かれ、二十四人が参加しました。今年は、利根川を越えて茨城県牛久沼にある「住井すゑさんの抱樸舎」を訪ねました。六月十六日が住井さんの命日、六月はその生涯をしのぶ「野薔薇(のばら)の日」が開催されます。この日は、「ピーマン大王」の紙芝居を見ることができました(写真〈写真はありません〉)。抱樸舎はうっそうとした古木に囲まれ、文筆と農業で生活していた住井さんが野良着のまま、ニコニコと現れそうな雰囲気でした。代表的な小説「橋のない川」では、差別を取り上げていますが、もし今ご健在であったなら、私たちの周りでますます広がる貧困と格差に、きっと人間の平等を言われたと思います。 また抱樸舎の一室を借りて、手作りまんじゅう等をいただきながら、牛久沼の農民運動の歴史を大野清さんに、茨城県南農民組合の女性部の岡野千恵子さん、市川和子さん、小林恭子さんに、農閑期を利用した行事などのお話を聞きました。 お昼は日本で最初のワイナリー「シャトーカミヤ」で、異国情緒ただよう中、地場産食材で作ったフランス料理のミニコースを堪能(たんのう)。 帰りのバスでは、「農民」号外を読み合わせ、日本農業の未来を託せる政党を選ぶために、参議院選挙では「私たちのできることを元気にやっていきましょう」と確認しあいました。 (東総農民センター 大木房子)
(新聞「農民」2007.7.16付)
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[2007年7月]
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